社会福祉士

幅広い知識が活かされる社会福祉士

昭和62年(1987年)に制定された「社会福祉士及び介護福祉士法」により、介護福祉士と同時に誕生した社会福祉士は名称独占の国家資格であり、業務自体は無資格者でも行えますが、社会福祉士と名乗ることができるのは有資格者だけとなります。

利用者が安定した生活を送るための仕事

社会福祉士の業務は、心身の障害や経済状態により、安定した日常生活を送ることが出来ない人に対して、相談、助言、アドバイスなどを福祉などの制度に関する知識を用いて行い、利用者が抱えている問題を解決することにあります。

その仕事は利用者や家族のみにではなく、利用している施設の事業主や、医師など関係者との橋渡し的な役割もあります。

社会福祉士が求められる様々な職場

幅広い知識を持つ社会福祉士は多くの職場にて必要とされており、有資格者の求人数は今後も増えるとされております。

最も従事している割合が高いのが介護施設になりまして、介護保険制度の知識を活かして介護老人福祉施設や老人ホームなどにて、利用者の生活上の不安などの相談に載っております。

また医療保険に関する知識も深く、病院や介護療養医療施設、また保健所などでも働いております。

他にも自治体の役所や、地域包括支援センターなどで様々な相談業務を行ったり、福祉制度の衆知に努めております。

独立して社会福祉士事務所を設立し、介護などに関することはもちろん、日常生活自立支援事業や成年後見制度などに関する業務も行います。

社会福祉士になる方法

社会福祉士として仕事をするためには資格を取得する必要がありまして、それには国家試験に合格しなければいけません。

試験には受験資格があり、4年生の福祉系大学卒業などの条件があります。
4年間が基準となりまして、3年生や2年生の大学の場合は1、2年間の実務経験を積むことで受験資格を取得することができます。

2年生の養成施設にて勉強した人などは、2年間の実務経験を積んだ後に、短期養成施設にて6ヶ月(600時間)の養成期間を過ごさなければ受験資格を得ることができません。

実務経験が4年以上の人も6ヶ月か1年間の養成施設に通うことで試験を受けることが出来るようになります。

受験資格の詳細などは、社会福祉振興試験センターのサイトで確認することができます。

気になる試験の内容

試験は毎年1月下旬に行われておりまして、合格発表は3月中旬とされております。
実技試験などは無く筆記試験のみでして、受験手数料は9,600円と介護福祉士よりは安くなります。

合格率は低く平成22年に行われた試験では27.5%であり、難易度の高さを伺うことができます。

テストは150点を満点で、合格基準点数は60%の90点とされており、難易度により前後するそうです。平成22年のテストの合格基準点数は84点でした。

利用者の不安を減らすという役割

介護保険や医療保険などは、知らないだけで様々な制度を利用することができます。

介護を必要とする人は身体的な心配は元より、経済的な心配を抱えることも多くなり、その家族にも心労という負担になってしまうことがあります。

制度内容に長けている社会福祉士は、複雑な制度を利用するためには欠かせない存在なのです。

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