精神保健福祉士

精神科ソーシャルワーカーになるには

平成9年(1997年)に精神保健福祉法が制定され、精神保健福祉士という資格ができましたが、職業としての歴史は古く昭和23年(1948年)に初めて定められたとされております。

当時は精神科ソーシャルワーカーと呼ばれておりまして、現在もその名称は使われており精神科ソーシャルワーカーの他に、精神医学ソーシャルワーカーとよばれることもあります。

介護福祉士、社会福祉士と同じく国家資格であり、三福祉士とも呼ばれます。
精神保健福祉士は名称独占資格であり、資格を取得するためには試験に合格する必要があります。

試験を受ける為の受験資格

福祉系の4年制大学にて、指定されているカリキュラムを履修することで受験資格を取得することができます。
2,3年制の短大の場合には指定されている施設にて実際に相談業務を2年制では2年間、3年制では1年間行う必要があります。

基礎カリキュラムのみを履修した人は、半年以上養成施設に通い専門的な知識を身につけなければいけません。

一般の大学卒業者や4年以上の相談業務経験者は、1年以上養成施設に通うことで受験資格を得ることができます。

通信教育でも受験資格の取得ができます!

東京福祉保育専門学校や日本福祉教育専門学校などでは、通信教育により精神保健福祉士試験の受験資格を取得することができます。

一般大学卒業者の場合でも1年10ヶ月ほどで全カリキュラムを消化することができます。
もちろんスクーリングによる面接授業や、90時間(12日間)の実習が必要になりますが、自宅にて勉強しつつ受験資格を取得できるのは大きなメリットとなります。

試験の概要

試験日は毎年1月下旬と規定されておりまして、申し込みは前年の9月上旬から10月下旬までと決まっております。

合格発表は3月中旬に行われまして、平成21年に行われた試験の合格率は61.7%でした。

試験は160点満点で難易度による補正が行われ、合格基準は60%程度とされております。
平成21年の合格基準点数は80点でした。

精神保健福祉士の仕事内容と役割

統合失調症などの精神病以外にも、年齢を重ねることで発症リスクが高くなる認知症を患っている人の精神的なケアも精神科ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)の役割となります。

認知症の精神的なケアにあたっては社会福祉士も従事しており、社会福祉士と精神保健福祉士は資格取得時に履修するカリキュラムに共通する部分が多く、社会福祉士の有資格者が短期養成施設に6ヶ月通うことにより、精神保健福祉士の受験資格を取得することができます。

医療関連施設が多い職場

精神科病院や精神科のある総合病院、医療機関併設のデイケアなどにて従事することが多く、他にも小中学校や企業に常駐してソーシャルワーカーとして働く場合もあります。

支援のためには他の職種との連携が必要です

精神保健福祉士は医療行為を行うことはできません。
しかし、精神的なケアが必要となる医学的な原因を医師と連携して把握し、原因に沿った支援を行う必要があります。

そして、主治医以外の関係職種とも連携しながら、日常的な生活を送れるように生活訓練を行い、訓練を通して相談・助言などを行うことで利用者の社会復帰を促します。

利用者増加で高まるニーズ

うつ病の患者数が100万人を超え、200万人を超えていると言われる認知症患者数は、高齢化が進むことによりさらに増加すると考えられています。

精神を患っている人の介護や支援には専門知識が不可欠となりますので、今後はさらに精神保健福祉士の需要は高くなるのです。

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